マルカリアンの鎖2013/03/17

マルカリアンの鎖
2013年3月17日 0時15分頃〜
茨城県笠間市

PENTAX100EDUF+L41+SC-48絞り
センサー赤道儀ノータッチガイド 42秒×60枚合成
中央部トリミング50%縮小

おとめ座銀河団にあるマルカリアンの鎖。APS-Cと100EDUF向けの対象ですね。ざっくりした処理でいろいろ問題も多いのですが、銀河が連なっている姿がちゃんととらえられました。

前回までの100EDUFの写真を見てもらえばわかるとおり、100EDUFはかなり青ハロが残っています。今回100EDUF用のSC-48絞りを作成してのテスト撮影を兼ねています。miniBORG50用は直径の半分の25mmまで絞りましたが、100EDUFは70%です。結果、青ハロはほとんど現れなくなりました。

今回撮影分は他にminiBORG2カット分と100EDUF2カット分がありますが、未処理状態です。出来上がり次第ここで公開することにします。

miniEQ赤道儀で撮ったM65 その22013/03/17

しし座 M65 M66 NGC3628 mini-mini版
2013年3月16日 22時頃〜
茨城県笠間市

miniBORG50+7885レデューサー+L41+SC-48絞り
miniEQ赤道儀ノータッチガイド 30秒×60枚合成
ノートリミング33%縮小

miniEQ+miniBorg50で撮影したM65 M66 NGC3628 ノートリミング版。左やや上の輝星はしし座θ星。中央やや上のオレンジ色の星がしし座73番星。右下がしし座ι星。

この三つ子銀河を探すときはθ星から入って73番星あたりの3つの星の並びを目標にさがしています。

ノートリミング版ではトリミング版にくらべ合成方法をかえ、背景の荒れを低減しました。完全とまではいきませんが、少しだけ改善されました。

miniEQ赤道儀で撮ったM652013/03/17

2013年3月16日 22時頃〜
茨城県笠間市

miniBORG50+7885レデューサー+L41+SC-48絞り
miniEQ赤道儀ノータッチガイド 30秒×60枚合成
中央部トリミング50%縮小

先週のminiBORG45EDIIとの比較写真。ほぼ同じ領域を切り出しています。SC-48絞りで青ハロはなくなっていますが、アクロマートゆえぼってりした星像になります。

M65は2010/3/22の日記に手動ガイド5分の写真をあげたことがあります。その時はかなり苦労してガイドしましたが、今回は完全放置で楽です。

背景がかなりあれていますが、考えられる原因と効果はわかりませんが対応策も考えてあります。

しし座の銀河群2013/03/10

mini-mini望遠鏡で撮影したM65群
2013年3月9日21時30分〜
茨城県笠間市

miniBORG45EDII SC×0.6レデューサー + miniEQ赤道儀 ノータッチガイド 30秒×32枚合成 中央部トリミング 50%縮小

こちらはmini-mini望遠鏡で撮影したしし座のM65 M66 NGC3628 と NGC3593です。撮影の途中でべた曇りになってしまったため、予定より短い時間(少ない枚数)になってしまいました。合成焦点距離が200mm弱なので原盤ではかなり小さくなります。それでも何とか構造の違いが分かるかなぁという程度は写っているようです。

NGC3593は写真の上方水平に並んだ三つの明るい星の真ん中の星の真上あたりにやや縦長に写っています。

大きさ的には三つの銀河に比べかなり小さいですが、4つの銀河は似たような距離にあり、見た目の大きさの違い=銀河の大きさの違いになっています。

NGC29032013/03/10

しし座の棒渦巻き銀河NGC2903
2013年3月9日 20時55分〜
茨城県笠間市

PENTAX 100EDUF + FL41 センサー赤道儀ノータッチガイド42秒×89枚合成 中央部トリミング 50%縮小

黄砂の影響か今ひとつの空。獅子の鼻先にある棒渦巻き銀河NGC2903です。2500万光年〜3000万光年くらいの距離があり、絶対等級が-20等〜-21等の間とされています。

銀河系と同じSBbc型の棒渦巻きであること。絶対等級や直径もほぼ銀河系と同等であること。銀緯45度にあることから、NGC2903から見た銀河系もこんなふうにみえるのかもしれません。

写真は原版の中央部をトリミングしましたが、写真下側にNGC2916が小さく写っています。こちらもほぼ同じ規模のSb型の渦巻き銀河です。見た目の大きさの違い=距離の違いとなっており、距離は1億3000万光年前後です。