M81写真で遊ぶ 1 ― 2010/04/14
写真はM81、M82。クリックで33%縮小写真です。 M81の腕をいっぱいまで出してみました。
なんだか今週末も天気ダメっぽいですねぇ。 写真をいじってあそぶことにしましょう。
今回の素材は青ハロ次回用の望遠鏡 (大口径短焦点アクロマートとだけ言っておきます) で撮ったM81の写真。 (2009/12/22の日記参照)
M81の腕が派手めに出るように無理矢理な処理をしました。 輝星が大きく膨れ、見た目に問題がある写真ですが、 できありを良く見てみると、 実はM81、M82以外に結構たくさんの銀河を拾えていることがわかりました。
昔、パロマー天体写真集で見かけて 気になっていた PGC28225(当時は名前は知らなかったんですが) が写ってるかもと探してみたら形ははっきりしないものの、 それらしき像はあります。 他に銀河が写っていないかとあらためてこの領域のSDSSの 写真と見くらべてみると、 結構銀河があることに気がつきました。 今回処理した写真から次の銀河が拾えました。
- M81
- M82
- PGC28225
- PGC28018(半分だけ)
- PGC28505
- PGC28614
- PGC28848
- PGC29225
- PGC2721118
- PGC2730379
- PGC2732102
- PGC2732338
- PGC2732797
- PGC3086325
- 2MASXJ09570964+6900016
おそらくPGC28505やPGC2726822などのいくつかは おおぐま座銀河群の一員。サイズからすると局所銀河群のNGC147、NGC185などと同じ矮小楕円銀河。 件のPGC28225やPGC2721118、PGC28018はさらに遠方の銀河。PGC28225は後退速度からすると2億光年前後の距離。
PGC2732338はこのあたりにある遠方の銀河集団(銀河団かな) のうち最も明るいものと思われるもの。Abell番号が ついていそうなのでそのうち調べておくことにしましょう。
青ハロの出方をみるためのテスト撮影のつもりだったので、 光害のある平地での撮影だったけど、結構遠い銀河の 光が捉えられていて少し感動です。
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