mini EQ で天体写真 #2 〜ミニEQ遠征用三脚〜 ― 2010/01/17
現在もバイク遠征用で使用している赤道儀 Mark-X ですが、常に足回りがネックになっていました。 正式装備の足(ビクセンフォトガイド2の脚)は三脚が大きく、 小型カメラ用三脚だと上まわりが重すぎて安定せず。フォトガイド脚を使うようにしていますが、 赤道儀、望遠鏡、カメラなど入れると振り分けバッグ *1 に入れざるをえず、 夜間林道を走ることも考えると相当の気合いが必要となります。
ということでミニEQ用の脚としてバイク遠征が苦にならない脚を新造することにしました。 ミニEQとの組み合わせでデイパックにすべてを納めたかったため縮長40cm以下が条件です。
市販品を組み合わせて作った脚が写真の通り。
- エツミDX5段一脚SV E-2014x3(縮長36cm)
- E-6084 止ネジ(メス・メス)x3
- タカハシトライデントS
タカハシトライデントSは同じ鋳型と思われるものがスペースパトロールの脚の三つ叉部品 として使われています。 トライデントSは三連カメラ用の台ということで、三又部が1/4インチネジオス。 中央が1/4インチメスとなっていますが、赤道儀側のメスねじを利用するため、 トライデントSのメスねじは1/4インチネジが素通りする大きさまで広げておきます。 最近のタカハシカラーでしたが、せっかくなので本体に合わせてハンマートーンの黒塗装をしました。
ミニEQ側ですが、裏側のネジは3/8インチネジだったため、 トメネジアダプターをつかって1/4インチに変換 *1 。卓上脚基部がなくても ミニEQを三脚に固定はできますが、中央の3cmほどの細長い棒で架台を支えることになるため、 卓上脚基部もそのまま使います。三本の脚その際邪魔なためはずしておきます。
以上でミニEQ用の三脚とその取り付けは終了です。出来上がりはかくの如し。 エツミの一脚は縮長の割には太く、また長くなるため、長くのばすことにより無理のない 姿勢での眼視観測と、伸ばしきらない状態で使用することにより、 写真撮影に必要な強度を兼ね備えた三脚となりました。 まぁ、その分赤道儀本体より高価になっちゃってますけど。
*1
Mark-Xとフォトガイド脚でのバイク運用時の写真は
「バイクで星見」のリンク先参照。
*2もちろんトライデントSの中央穴を3/8インチ対応まで広げられればこの変換アダプターは不要です。手持ち工具では少々危険だったため1/4インチが通る位としました。
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